EPA-style通信

今が旬!冬の味覚 あんこう

鮟鱇(あんこう)。西のふぐ・東のあんこうと称される、冬の味覚の代表です。漢字は、おだやかで、すこやかな魚という意味をあらわしていますが、なんともグロテスクでどう猛な外見をしています。
平たい体に、大きな口。体表はヌルヌル。ふだんは100m以上の海底にいます。じっと動かず、頭上にあるアンテナ状の突起で小魚を誘い、捕食することから、英語では「angler fish(釣りをする魚)」と呼ばれています。
あんこうといえば「吊るし切り」ですが、あんこうの体の85%以上が水分で、ぶよぶよとしているため、まな板の上でさばきにくいのがその理由です。

「あんこうの七つ道具」をご存知ですか?肝、ひれ、エラ、胃、卵巣、身、皮を総称してこう呼びます。あんこうは骨以外捨てるところがありません。つまり、余すことなく食べることができる魚なのです。

あんこうの身はその姿に合わず、やわらかく、味は淡白でコラーゲンたっぷり。ビタミン・ミネラルの含有量は少なく、栄養価的な魅力はありませんが、良質なタンパク質が摂れますし、脂質が100gあたり0.2g、炭水化物が0.3gしかない低カロリー食材なので、ダイエット中の人や肥満が気になる人もたくさん食べることができます。

さて、あんこうといえば、コレを忘れてはいけません。酒の肴として珍重されている「あん肝」です。フォアグラを並ぶ珍味とされ、栄養分の少ない身とは異なり、栄養価的にも非常に優れています。
あんこうの肝臓は体の40%を占め、ビタミン類が豊富で、特にビタミンA、D、Bを大量に含んでいます。いずれの栄養価も全食品類の中でトップクラス。また、見逃せないのがEPAとDHAの含有量です

EPA=2300mg DHA=3600mgあんこう

あくまでも100gあたりの含有量になります。100gものあん肝を食べることは現実的ではないですが、たまには奮発して食べたいものですね。ただし、コレステロールが多く高カロリーな食材なので食べすぎにはご注意を。

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