EPA-style通信

脂肪酸の摂り方で、将来、どんな体質になる?

肉はおいしいです。調理もしやすく、手軽に食べられます。もちろん、魚もおいしいし、古くから日本人の食文化の基本的食べ物でした。
近年、その魚が食がられなくなってきたといいます。とくに子どもたちに、そうした傾向が強いようです。八ンバーガーなどのファーストフードで育った子が親となり、魚の調理を面倒くさがったり、生臭さを嫌ってか、食卓に登場する回数が減ったからなのかもしれません。
子どものときに牛肉や豚肉などを常食すると、パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸などの脂肪酸が増えます。これらは飽和脂肪酸で、将来の体質として「高コレステロール体質」になる可能性が高いです。

また、植物性脂肪ではありますが、揚げ物や炒め物などに食用油としてリノール酸を使っていると、体内でアラキドン酸の割合が増えます。
アラキドン酸とは、リノール酸を原料として体内で合成される必須脂肪酸の1つです。
このアラキドン酸が体内で多くなると、痛みを感じやすい、炎症や血小板凝集ができやすい、日の周りにクマができやすい、さらに心筋梗塞、脳梗塞を発症しやすくなるといわれています。

一方、動物性ですが、血液をサラサラにするといわれる脂肪酸にEPAとDHAがあります。これらは不飽和脂肪酸で、じつは子どものときにこうした成分をどのくらい摂取していたかによって体質が決まります
肉類などを多くとってきた子は、高コレステロール体質、つまり高脂血症体質となるし、リノール酸を多く摂取した子は、心筋梗塞や脳梗塞を発症しやすい「アラキドン酸体質」となります。

魚、ことに青魚の摂取量が多い子は、「EPA体質」「DHA体質」となって、血液由来の病気になりにくいです。

臨床的に見ると、アラキドン酸濃度が高い人と、EPA濃度の高い人では、心筋梗塞の発症率で最大10倍違うといわれます。もちろん、アラキドン酸体質の人の発症率が高いです。

ほかにも、食習慣によって証明されている病気は、このアラキドン酸が多いか、EPAが多いかで決まります。EPA、DHAは子どものうちから積極的に摂りたいものですね。

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